日本滑り軸受標準化協議会のホームページ 
                
2004〜2007年3月
前会長  ご挨拶
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 ご挨拶

 滑り軸受は、エンジンをはじめ殆どあらゆる機械の回転軸を支持する機構として広く利用されています。我が国の滑り軸受の技術と生産量は世界のトップに位置していますが、残念ながらその標準化は遅れており、これを一日も早く取り返す必要があります。
 従来標準化活動は、主に日本機械学会所属の「ISO/TC123平軸受国内委員会」が行って来ましたが、同委員会はこれを打開すべく、2000年にISOの投票権を持つPメンバーに昇格を果して以来、2度の国際委員会の日本開催を含め、都合7回の国際委員会への出席、多数の規格案提出等、積極姿勢に転じ、2004年秋にはTC123(滑り軸受)の1分科委員会SC6(用語及び共通事項)を新たに設立し、その幹事国兼議長国となりました。
 これに伴い、標準化体制を強化充実し又これを支援するため、2004年10月1日に「日本滑り軸受標準化協議会」を設立しました。
 当協議会(任意団体)は、滑り軸受の標準化活動により、滑り軸受に関する工業技術の進歩・発展に寄与することを目的としており、会員構成は軸受製造関係者、軸受材料製造関係者、軸受試験評価関係者、軸受ユーザー、学会・公的機関関係者、その他からなり、発足時の会員数は8社、30名となっています。
 協議会の当初の体制は、幹事会の下に目的毎に実行委員会を設ける事としており、軸受生産量統計調査、標準化経済効果調査、規格利用推進、教育、等現在13項目の実行委員会が提案されています。詳細については、別途定款、会員名簿、入会案内等をご参照願います(ホームページ)。
 当面は、上記国内委員会の活動支援、新設分科委員会SC6の活動支援、アジア太平洋地域の仲間作りと協力等、が中心的課題となると考えられます。
 今後産業の一層の国際化に伴い、滑り軸受の国際標準化の重要性はますます高まるものと予測され、それに伴い当協議会の意義も同様に深まるものと確信している。当協議会の主旨にご賛同頂き、協議会に参加され、我々の標準化活動に御協力下さる様心よりお願いする次第です。なお、我々の標準化活動を日頃よりご支援下さっている経済産業省及び日本規格協会に心より御礼を申し上げます。